スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ラジオ体操から「みんなの体操」へ

ラジオ体操から「みんなの体操」へ

 10年前(1999)、国連の「国際高齢者年」というのがあった。筆者がメキシコに暮らしていた当時のことでよく覚えていない。ラテンアメリカで「高齢者問題」といえばキューバがひとり突出している。革命後、医療と教育制度が急速に進んで、その頃、ラテンアメリカで稀有な高齢化社会に突入していた。映画『ブエナビスタ・ソーシャルクラブ』のようにみんな達者な老人ばかりでない高齢者問題はやはりある。
 「国際高齢者年」のことを持ち出したのは、NHKが放映している「みんなの体操」が「高齢者年」に創作され、その年の10月から放映を開始したことを知ったからだ。
 tumblr_kzkc5x1VgJ1qzgjzho1_400.jpg
「みんなの体操」の母体はラジオ体操だ。そのラジオ体操は、1990年代のはじめ筆者が中米グァテマラで暮らしはじめてからの“友”だった。東京の友人からNHKのラジオ体操第1、第2を録音したカセットテープを送ってもらった。早朝、太陽が輝きはじめる時間、借家の庭、熱帯高地のさわやかな大気のなかでイチ、二ィ、サン……と身体をほぐしてイジメ、柔軟にして健康な1日のはじまりとした。身体はおぼえているものだ。
 ラジオ体操……グァテマラはもとよりメキシコにもなく、地域医療の進んだキューバにもない。
 ホンの少しの掛け声と数でリズムを取っているだけだから、すぐで各国語に翻訳できる。ウノ、ドス、トレス……すぐできる。世界保健機構(WHO)あたりに掛け合っても良いではないか。
 友人から送ってもらったカセットテープは半年ほどで使いものにならなくなり、一時帰国のたびに幾度か録音しなおした。
 13年のラテンアメリカ暮らしを切り上げて日本社会に復帰した年の夏、ラジオ体操が近くの市民会館の庭で行なわれるというので子どもと行ってみたら、大人のほうが多かった。大人は子どもの保護者、そして高齢者の皆さん……。子どもたちは参加一回ごとにスタンプをもらうカードを持っていて、これは筆者の子どもの頃と変わらない。ただし、筆者の子ども時代は夏休みがはじまると同時に朝のラジオ体操がはじまり、夏休みが終わる前日までやっていたように思う。それがいまは夏休みの後半の10日間程度にしかやらないらしい。アリバイ証明のようなイベントだなと思った。中学生以上、青年たちの参加はほとんどいない。高齢者の奮闘が目立つ。
 そんな高齢者にむけにできたのが「みんなの体操」だ。
 いまの日本、ラジオ体操より「みんなの体操」の愛好者の方が多いのかも知れない。「みんな体操」の優れたところは立っても座っていてもできること。足腰の弱ったご老人は、テレビの前に座って上半身だけ動かせばよいようにできている。それも無理なく。あれだけで血行はよくなり内臓の働きは少しは活性化するのでは……脳も。筆者もやがて「みんなの体操」が似合うようになるのか……。  

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

上野清士

Author:上野清士
店長の最新著書

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。