スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

レベッカ・ドレファンスさん  映画『消えたフェルメールを探して』の監督

インタビュー  レベッカ・ドレファンスさん
  映画『消えたフェルメールを探して/絵画探偵ハロルド・スミス』の監督

 17世紀オランダ美術を代表する画家フェルメールの人気は世界的な傾向だが、日本の熱気も凄い。今日、確認されるフェルメール絵画はわずか35点、うち1点が1990年から行方不明だ。『合奏』。この行方知れずになった一枚の絵に執着して映画にしたドレファンス監督とティータイム……。  
合奏・小

 「米国に生まれ育った者にとって古典的なものに触れる機会というのは、日本の方には分からないでしょうがほんとうに少ないんです。少女時代、わたしはボストンのガードナー美術館に行き、その建物の古雅な雰囲気に魅了され、そして『合奏』をはじめて見て感動しました」
 同美術館は12世紀イタリア・ヴェネツィアの某宮殿を模した個人の私邸を開放して設けられたギャラリーである。
 「その『合奏』が盗まれてしまった。いまも行方知れず。いったい誰が何の目的で盗んだのか? 謎だらけ。その謎を追いかけようと約2年間、フィルムをまわしました。映画を撮っているあいだに発見できれば、という思いもありましたが、それは果たせませんでした。取材するなかで盗まれた美術品の探索に大きな実績をもつハロルド・スミスと出合いました。半世紀以上、各国の保険会社で働いてきた人で、『合奏』の発見を仕事の集大成にしようとしていました」
 スミスは2005年、懸命の探索にも関わらず、発見の志を遂げられずガンで死去する。
 「フェルメールの芸術によって時空を超えてさまざまな人びとが結びつく。そのことをスミスの仕事を通して描いたつもりです」
 『合奏』はまだ行方知れずだが、こうした映画のなかに棲(す)まう場所を得た。監督は「発見」を映画のクライマックスにできたらとの思いもあったようだが、そううまくはいかない。という意味ではちょっと盛り上がりに欠けた映画であることは確かで、編集にもう一工夫欲しいところ。それでも一つのドキュメンタリーとして仕上がり、商業的にもなんとか興収をえられるのもフェルメール人気、関心の高さだろう。
 映像作家としてのレベッカさんの実力は未知数。ティータイムはすぐ映画から離れてしまって、東京都美術館で開催中の「フェルメール展」の話題となってしまった。
 「日本に来てフェルメールを堪能できて素晴らしい体験だったわ。それだけでも日本に来た価値があるわね。あれだけ集めた企画力にほんとうに関心するわ」
 そう、フェルメール愛好家の多い日本だから、レベッカさんの小さな映画も日本で陽の目をみたんですよ、と告げたかったが、それは言わなかった。映画を買い付けた配給会社の宣伝担当者には、ちゃんと指摘しておきました。
  

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

上野清士

Author:上野清士
店長の最新著書

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。