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映画『ありがとう』 万田邦敏監督  阪神大震災の被災者家族の物語

映画『ありがとう』 万田邦敏監督  阪神大震災の被災者家族の物語
ありがとう

 先ごろ亡くなられた元キャンディーズの田中好子さんが二女のお母さん役を好演している作品。田中さんは東日本大震災の被災者のことを気づかるメッセージを病床で録音して亡くなられたが、その田中さんがアイドルから降り、女優としての位置を固めた最初の映画がヒロシマの原爆後遺症で夭折する女性を演じた『黒い雨』だった。そして、阪神淡路大震災で被災した家族の母親役も演じていることを思うと、この女優さんは地震、そして核災害が現実のものとなった東日本大震災の直後に亡くなられたことが偶然とは思えない、なにかの因縁を感じる。
 しかし、『ありがとう』は田中さんの好演は良いし、冒頭の被災する神戸の様子、火事、瓦礫の街などの描写はCGを駆使しての映像表現などひじょうに良くできているが、ドラマの部分はいまひとつ。神戸・長田区で写真屋を営みながら地域の消防団員として地域に密着して暮らしていた実在の古市忠夫(赤井秀和)とその家族、地域が被災する。そして、古市は商店街の再生に先頭にたって活躍するかたわら、還暦を前にプロゴルファーを目指す、その奮闘努力の日々が縦軸だが、プロゴルファーを目指す個人的な思いと、町の再生事業とがうまく切り結んでは描き切れていない。じっさいの古市さんの話の方がよりドラマチックであろう、と思わしてしまうのはシナリオにいまひとつ工夫が足りないからだ。素材のおもしろさ、ユニークに映画は応えていないと思った。田中さんの追悼の意味をこめて紹介。

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