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愛読者へのお詫び

拙いブログを読んで戴いている愛読者の皆さま、2012年に入って更新が滞っていることを気に掛けて戴いている方も多いようです。
初春、松の内を明けた直後に立てつづけに2本、原稿枚数が多く、かつ至難のお題での出稿要請を受け、かつ連載等、こなさなければいけない原稿などもあり、ついつい後回しせざるえませんでした。
ともかく喰うこと優先しなければいけない身としては、直接、収入に影響のないブログを等閑視せざるえませんでした。

本ブログでは、1編2000字前後を目安に掲載しています。したがって、この1カ月ほど楽しみながら、それなりに苦慮していた長文の原稿をここで掲載することはできませんが、その1編は3月後半に発売予定の雑誌『文藝』(河出書房新社)の増刊号で、没後30周年を迎えたレゲエのボブ・マーリーを総特集するという企画への出稿でした。元来、音楽面ではポップス系ではラテンアメリカ音楽、とくにメキシコと中米地峡諸国、クラシックではスペイン、及びラテンアメリカの音楽などについて書いていますが、さすがにレゲエの原稿はじめてでした。といってもボブ・マーリーの日本公演には2度、行っているし、ジミー・クリフもしっかり聴いている小生にとってはうれしい仕事でした。そうそうジャマイカにも訪れています。
小生に原稿を依頼してきた“賢明”な編集者は、拙著『南のポリティカ』(ラティーナ刊)に所載されている「ジャマイカ現代史とレゲエ」を読んで、この人ならボブ・マーリーのレゲエを新鮮な角度から読み直ししてくれるだろうと期待したようです。小生も、かねがね英詞のポップスとして認識され、それに充足したカテゴリーのなかで語られていることに疑問を感じていたことを、率直に述べ、必然、自説を補てんするための作業として西インド諸島史、カリブ圏におけるコロンブス以降の音楽史を視野に収めつつ展開しました。おそらく、他の執筆者とはそうとう肌合いの違ったボブ・マーリー、ないしはレゲエ論になっていると思います。
 その原稿を書き上げてすぐ、TPP(環太平洋連携協定)についての原稿を書くことに専念しました。すでに、書きあげ、現在、推敲中となり、いまこうして、本稿をつらつら書く時間的ゆとりを持ったという次第です。
 TPPへの参加の是非を問うなかで基本的なアプローチ、姿勢というものがあると思います。それが日本では「経済」問題に特化して語れすぎている。
 発足当時は経済規模の小さな4カ国にすぎないきわめて限定的な「協定」として発足しています。これに発足から5年目、米国が参加します。米国が参加すれば経済規模で世界一の大国であるわけですから速やかに主導的立場に立つことは必然でした。オバマ大統領が就任した、ほぼ直後の仕事です。つまりブッシュ前大統領の時代には見向きもしなかった「協定」に、オバマ大統領は何故、積極的にイニシアチブを執ったか? そのあたりを、これまで自国の“裏庭”化してきたラテンアメリカの主要国の離反、反米政権の誕生、そして反米政権を戴く諸国連合の発足について書き、さらに、その反米同盟がユーラシア大陸の過半を占めることになった上海協力機構という名の“反米同盟”の存在、その推移といったことを踏まえ、そのなかでにTPP問題を投げ込むとどういうことが見えてくるかという、と小生は問いました。
 日本のマスコミは、上海協力機構も米州ボリバル同盟についても時事用語的アプローチぐらいしか展開していません。たとえば、イランが地域を超えてボリバル同盟のオブザーバー参加国であり、同時に上海協力機構のオブザーバーとして軍事演習にも参加していることも報道していません。これだけ核開発が話題になっている状況のなかにあっても、アフマディネジャード大統領の行動すら把握されているとはいい難いのが日本の報道機関でしょう。 ボリバル同盟のベネズエラ、そしてイランもOPECの原加盟国ですが、この両国が非常に親密な関係となっている。米国としては、これにクサビを打ち込むのは国家戦略でしょう。
 ・・・といったところまで踏み込んで、TPP問題について書いたものです。
 
 来週あたりからまた、ブログの更新をまたポ・ア・ポコ(少しづつ)はじめる予定です。長い言い訳になってしまったようです。今月は映画の試写もなかなかいけず、昨日今日と時間をみつけて4本、ハシゴしました。4月下十公開予定のフィンランド映画「ル・アーヴルの靴みがき」(アキ・カウリスマキ監督)は佳品。松竹の試写室でみたのですが、山田洋次監督も見ていましたね。山田監督クルーの部屋というのがその試写室のすぐ近くにあるわけですが、監督の姿をその試写室で見かけることはほとんどありませんから、本作は気になっていたのでしょう。なにせ、カウリスマキ監督、5年ぶりの長編でした。しかも、話のタテ筋は難民(移民)問題でした。

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