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ガビー・モレノの活躍*「国歌斉唱」

中米 グァテマラ
  ガビー・モレノの活躍*「国歌斉唱」
ガビー・モレノ

 中米の小国グァテマラが生んだ歌手といえばリカルド・アルフォナひとり代表している時代が1980年代から今日までつづいてきた。内戦下の祖国を離れてメキシコに出て大成した歌手だが、これからガビー・モレノという女性歌手に象徴させて語ることが多くなるかも知れない。
 というのも今年のエミー賞、米国テレビ界の「アカデミー賞」といわれる賞だが、これのオリジナルテーマ曲賞にガビー・モレノの作品がノミネートされたからだ。受賞は逃したが、このノミネートがあってから彼女の母国の首都グァテマラ・シティでコンサートが企画され話題となっている。
グァテマラではふだんエミー賞の話題はほとんど聞かれない国だが、モレノのノミネートでにわかに注目されるという(一時的なものだろうが)現象を生んだ。彼女はすでに、グァテマラのテレビの放映時間が終わることを告げる国歌斉唱プログラムで、名誉ある斉唱歌手として知られてもいた。しかし、活動の場は米国ロス・アンジェルスで英語歌手としての活動が本業であったから、やはりなじみは薄い。
 グァテマラの国歌は長い。わが「君が代」の4倍ぐらいの長さだ。現在のグァテマラにはオリンピックなど国際競技大会で金メダルを獲れるような人材はいないし、当分出てくる可能性はおろか気配すらない。
 もし、国際レベルの記録を作るようなアスリートが出てきて、優勝でもしたら、スポーツ大会の主催者は困惑するにちがいない。それほど長い国歌だ。優勝者の栄誉を讃える国歌吹奏を端折るわけにはいかないだろう。さて、どうするかと話題になるはずだ。
 筆者はこのグァテマラ国歌が好きだ。
 スペインとの独立戦争を戦い抜いて独立した国が大半というラテンアメリカではやはり軍楽としてのマーチ風の国歌が多い。そのなかでグァテマラはマリンバの国らしくメロディーを尊重した厳粛性をもっている。この国歌をモレノは情感たっぷりに歌いあげていた。
 しかし、モレノがエミー賞候補になったことでもわかるように米国が活動拠点だ。唯一のソロ・アルバムも英語歌詞で占められ、米国市場を向いて活動を展開してきた。
 内戦時代にカルフォルニア州に出た両親のあいだにロス・アンジェルスで生まれたモレノは米国籍ももっているわけだが、ヒスパニックの美点だろうか母国愛は人並み以上に強い。それが国歌斉唱という仕事につながった。
 モレノの歌のスタイルは、アコーステック・ギターを奏でながら歌うというオルタナティブ・ロックというイメージだ。けれど、彼女自身が語っているのだが、音楽に興味をもったのは10歳のときに首都グァテマラ・シティで行われたメキシコのポップス歌手クリスティアン・カストロ、リッキー・マルティンのコンサートに接してからという。
 11歳でプロ活動を開始したというから早熟の才能だ。前記した国歌斉唱の巧みさ歌唱力、歌詞の読解力はなかなかのものなのだが、その歌は彼女15歳のときの録音なのである。そうとうな才能である。今後、スペイン語歌詞による歌で仕事をして欲しいと強く思う。

 

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