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花持つ女 No7 マリ・キュリー 、そして娘イレーヌ

花持つ女 マリ・キュリー 、そして娘イレーヌ
 (ポーランド・フランス 物理学・化学者  1867~1934)

 原子(アトム)という名は、ギリシャ語の「分割されない」からきている。
 マリ・キュリーの生涯そのものが真実の追究と良心に汚れなきこと、そして妻として母として良く生き抜くこと、すべてが人間の営みとして「分割されない」ことであったことが分かる。それがいつの時代でも、いわゆる「キュリー夫人」として“偉人伝”の主座を占めることになったのだ。
 彼女の物理学・化学への貢献は、放射能の研究、ラジウムの発見などに対するものだ。われわれが医療行為として世話になっているレントゲン撮影は、キュリー夫人、その夫ピエール、娘イレーヌ夫婦たちの弛(たゆ)まぬ努力によって人類の恩恵物となったものだ。
 しかし、放射能が人類におよぼす弊害が見極められていない時代における研究生活によって白血病に冒され、課題を幾多も残しながら死去した。それを継いだのが娘イレーヌ、母の後をついで学究生活に入り、人工放射性元素の発見によってノーベル賞を受賞するが、彼女もまた母とどうよう白血病で死ぬ。そして、母の時代より放射能の功罪を知ることなったイレーヌは核の武力への転用をもっとも早く告発する科学者としての道を歩む。そのため冷戦時代にあってはフランスの学会から冷遇されることになった。
 今日、フランスは欧州における最大の原発稼働国だが、それもイレーヌの時代に発している。もし現在、生きてフクシマの惨劇を知ったとき、フランスの現状をキュリー親子はどのように思ったか?  

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