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チャべス大統領追悼コンサート*ベネズエラ・カラカス/2013

ベネズエラ
 チャべス大統領追悼コンサート
ベネズエラ*グスタボ・デュダメル (1)

 ベネズエラのウーゴ・チャべス大統領の急逝は世界的な波紋を呼んでいる。58歳の働き盛りだった。
 自ら牽引し推進してきたボリバル革命は、精神的な支柱をなくしたわけだが、1999年1月、大統領に就任して以来、国内に培った革命の道程は後継者によって、さらに踏み固められることとなるだろう。
 3月9日、チャべス大統領を追悼するコンサートがカラカスで行なわれた。
 このコンサートのために現在、米国ロス・アンジェルスの交響楽団の常任指揮者を勤めているベネズエラ出身のグスタボ・デュダメルが長足、カラカスに飛び指揮を執った。
 ラテンアメリカ諸国のクラシック音楽界についてはメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、キューバといった国ぐらいしか紹介されてい ないので、この機会にチャべス主義者でもあったデュダメルという若き才能に触れておくべきだと思った。

 1981年1月生まれのデュダメルは現在、32歳という若き俊英。ヴァイオリン奏者として出発した後、指揮を学んだ才能だ。現在、ロス・アンジェルス交響楽団を中心に、故国カラカスのシモン・ボリバル交響楽団の指揮者も兼務し、ドイツを足がかりにヨーロッパ諸国からイスラエルまで世界大で活躍する超多忙な指揮者のひとりだ。そんな指揮者がチャべス大統領の追悼コンサートに駆けつけたのだ。

 チャべスが大統領に初就任した1999年にデュダメルはシモン・ボリバル交響楽団の指揮者に就任している。2007年、同交響楽団がヨーロッパ諸国を巡演した。チャべス大統領の意向で、文化面でのボリバール革命の成果を同交響楽団に象徴させようという意図があったのだろう。この指揮もデュダメルが執り、ローマ法王ヨハネ・パブロⅡ世の御前演奏でも指揮も担当した。

 デュダメルの才能が国際的に知られるようになったのは2004年、ドイツで行なわれたグスタヴォ・マーラー賞コンクールで最高賞を獲得してからのことだろう。その時、23歳。マーラーの指揮で評価されたように、デュダルは重厚で精密な構成力を必要とされる大曲の指揮を得意とするようだし、それで評価を得てきた。
 ベートーヴェン、チャイコフスキー、ラフマニノフの交響曲も彼の重要なレパートリーになった。チャべス大統領就任以降に開花した才能として、彼はベネズエラ文化を象徴する存在となった。チャべスの思想に共鳴して、故国で青少年の交響楽団の指導にも携わっている。2007年にはチャべス大 統領からベネズエラ独立時代の英雄の名を冠したフランシスコ・デ・ミランダ賞を授与されている。
 追悼コンサートに彼より他に指揮執る者はいなかっただろう。

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