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ジャマイカ 中国系レゲェ歌手テサン・チンの栄誉

中国系レゲェ歌手テサン・チンの栄誉
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 12月初旬、米国の全国ネットNBC主催の全米歌唱コンテスト「THE VOICE」でジャマイカの女性シンガー、テサン・チンが優勝した。

 これまでラテン圏では「LA VOZ」として時々、報道されることがあったが、ほとんど無視されてきたといっていい。しかし、今回はカリブのジャマイカの歌手が優勝したとあって俄然注目を浴びた。キューバのプレンサ・ラティーナなどでも写真入り紹介されていた。カリブ海諸国にはキューバ・ハバナに小中華街あるし、トリニダード=トバコ、パナマ、ベリーゼなども大きな中国系のコミニティーがある。そこでもテサン・チンは注目されているだろう。

 女性レゲェ・シンガーの大先輩ジャネット・ケイのバラード、じっくり聴かせる路線を踏襲していると思われるチン。1985年、ジャマイカの首都キングストン生まれ、父親リチャード・チンは米国先住民チェロキー族の血ももつ中国系米国人らしいが、その詳しい来歴はラテン諸国各地に住む多くの中国系市民のようにくわしく語られることはないだろう。チンは、これまでジミー・クリフ、サード・ワールドといったレゲェのトップスターたちのバックコーラスで研鑽を積んだ後、2007年の独立しパワフルな活動を展開してきた。

 NBCのコンテストへの参加は米国の歌手の出場がほとんどで、彼女は自分に高位入賞はありえないと危惧し参加に二の足を踏んでいたようだ。しかし、米国在住のレゲェのスター、シャギーの強い勧めでエントリー、見事、優勝した。その意味はレゲェ界にとって大きいと思う。

 米国ポップス界はなぜかレゲェに対して昔から冷淡だった。
 ボブ・マーリーにしてもジミー・クリフにしても米国より英国での認知のほうが早かったし、レゲェ映画もハリウッドではなく英国の映画人が先鞭をつけた。
 レゲェのリズムを最初に自分たちの音楽に導入し世界的に認知させたのはビートルズの「オブラディ・オブラダ」であったし、その後、スティングらのポリス、UB40など白人レゲェ・シーンの展開も英国であった。その意味でもチンの活躍はレゲェ界では快挙と受け取られる。
 そればかりかジャマイカ政界は、かつてボブ・マーリーが政治に深くコミットしたことでも分かるように、レゲェの大衆的影響力を無視できないところがある。チンの朗報に対して政治家たちも祝辞を発し、「ジャマイカの誇り」と語り。チンを迎えたキングストン空港はまるで凱旋の華やかさになった。

 80年代~90年代、メキシコ・ポップス界のトップ・スターの一人だった女性歌手アナ・ガブリエルは中国系メキシコ人。中米圏ではチンは、アナにつづく中国系スターとなったようだ。 

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