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ガルシア=マルケスも愛したバジェナードを次代の音楽として育てるカルロス・ビベス

ガルシア=マルケスも愛したバジェナードを次代の音楽として育てるカルロス・ビベス
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 コロンビア・コスタ地方原産のリズム、バジェナード。
 その豊穣な基層をいささかも損なわずにポップス化し、国の境いを越境させ、汎ラテンアメリカの人気歌手になったのがカルロス・ビベス。すでに51歳(1961年生まれ)となった。もう大御所といってもいい、かな・・・。でも、身体的なリズム感はデビュー当時のように軽やかなままだ。
 ビベスの歌と活躍ぶりがコロンビアから、たとえば筆者が長年暮らした中米グァテマラの古都にも聴こえてきて、その存在を知りえたのは1990年代前半期だったが、最初のグローバル・ヒットは、1997年の「テンゴ・フェ」、99年の「エル・アモール・デ・ミ・ティエラ」あたりだろう。その2曲の成功によってビデスの人気と名声は確立した。ビベス30代の成功ということで遅咲きのように思われ、苦節何十年といわれそうだが、歌手以前の経歴は人気俳優である。コロンビアはメキシコと並ぶテレノベラノ量産国であって、俳優として早くから成功したビデスは多忙を極めたという事情がある。
 90年代に歌手としても不動の位置を確立したビデスは、それから20年、バジェナードのカリブのアフロ的風味をさらに美味にし、香辛料をまぶして活動を持続してきた特異な才能だ。
 ガルシア=マルケスの名作『百年の孤独』のなかで「悪魔のアコーディオン弾き」と登場するぐらい、コロンビア・コスタ地方のランドマーク的音楽としてバジェナードの存在は大きい。マルケスが描いた老歌手にして「悪魔のアコーディオン弾き」は実在の音楽家である。彼自身を登場させた映画まである。マルケスのバジェナード愛好は幼児体験であって、彼の体内の音楽なのだと思う。
 バジェナードはコロンビア原産音楽として、クンビアとならぶ。
 さてビベス。7月6日から28日(2014)までプエル・トリコと米国国内をツアー後、8月から9月まで南アメリカ諸国、ヨーロッパ諸国と大規模ツアーを慣行することになった。米国では主要8ヵ所で行なわれるが、いずれもショービジネスの本場ばかりだ。その記者会見がおこわなわれた首都ボゴタでの席上で、6月30日、85歳で死去したバジェナード界の大先達レアンドロ・ディアスを称賛するともに、ツアーでディアスの作品をビベス流解釈で取り上げることも発表した。
 ちなみにディアスの代表的な作品は、「ラ・ゴタ・フリア」「ラ・アマカ・グランデ」「アリシア・ドラダ」「マチルデ・リナ」などがある。いずれもバジェナード音楽の重要な遺産だ。「ラ・ゴタ・フリア」はビデスで名 演でも知られる。
 ビベスの大規模ツアーには、彼の子2男2女も同行する家族ツアーとなるようで、仕事は家族に囲まれてするのが最高という姿勢だ。
 「自分の音楽はいつもコロンビア民族のメッセージと思っている。そして、兄弟愛、さらに愛と平和のメッセージなんだ」
ビベスの向日性の音楽を自ら評した言葉だと思う

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