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花もつ女 №32  ワレンチナ・テレシコワ(宇宙飛行士 ロシア)

 ワレンチナ・テレシコワ (宇宙飛行士 ロシア 1937~)
テレシコワA

 1963年6月16日、ボストーク6号に搭乗、世界初の女性宇宙飛行士となった。
 地球周回48回、70時間30分飛行した。初の非軍人宇宙飛行士でもある。
 19年後に二代目の女性宇宙飛行士が誕生するまで、テレシコワの名は、個人識別用のコールサイン「チャイカ(かもめ)」とともに女性の地位向上の世界的なシンボルとなった。翌64には『私はかもめ』という表題の記録映画も制作されている。いわゆるプロバカンダ映画だが同年12月には日本でも公開されている。たぶん、公開時に筆者も観ていると思う。しかし、まったく記憶にない。
 テレシコワはロシア人というより「ソ連人」とあったというべきだろう。
 宇宙飛行後、しばらくして自伝『宇宙は拓かれた大洋』を書く。大戦中、父親は対独戦争で戦死、貧しい少女時代を過ごし、紡績女工として勤労生活などを綴った、その克明な記述は貴重な時代の証言となっているが、共産党礼賛には辟易した。それでもスターリン没後、フルショフ時代初期の“雪解け”の季節の若々しさを行間に感じさせるだけの清新な雰囲気にはあふれていた。
 けれど、ソ連邦が崩壊、言論統制が解けた後にさまざまな真実が明らかにされるなかでテレイシコワ自伝の信ぴょう性は大きく揺らいだ。
 宇宙飛行そのものも「万事好調」ではなく、飛行中にそうとうなパニックに陥ったことが客観的資料によって示され、自伝のなかで「最愛」の彼(宇宙飛行士)との婚約・結婚は政府方針の政略であったことまで判明した。その彼とは子をもうけながらも離婚している。
 初の女性飛行士という偉業は、「わたしはかもめ」というフレーズとともに永遠不滅だが、ソ連人としての個人生活は幸せではなかったようだ。

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