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バンダ音楽の老舗エル・レコード  結成75周年を迎え

バンダ音楽の老舗エル・レコード
 結成75周年を迎え
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 日本ではまったく紹介される機会がないが、メキシコでバンダといえばマリアッチに並ぶ大衆ポップスの 定番。定番音楽だから人材は豊富、 次から次へとメキシコ北部各地から 新しい才能が出てくる。
 スーザフォーンやチューバといっ たブラスバンドでおなじみの大型金管楽器が活躍し、時にはその演奏者も吹奏しながら踊るというバンダのステージはビジュアル的にも面白い。フィエスタ好きのメキシコ民衆に愛好される要素のつまった音楽だ。ただ体力的に男性勢が圧倒的に優勢で女性バンドが極端に少ないのが難点か。
 さて、このバンダ音楽の牽引者が クラリネット奏者で作曲家であった故クルス・リサラァガ。彼が出身地シナロア州マサトランで結成したのがバンダ・エル・レコード。大衆音楽としてのバンダはクルスと、エル・レコードともにはじまる。古い音源
をたどると、歌うグループというよ りインストメンタルを主力にした活動をしていてマンボやルンバが流行 れば、それをうまくバンダ音楽に編 曲して時流にのっているという印象だ。
 もともとカトリック教会の祭礼 用の素人音楽集団として発足したバンダ音楽は現在も各地にのこってい て、セマナサンタ(聖週間)などには植民地時代の形式をそのままに演奏集団が存続している。
 メキシコの南のグァテマラではこのカトリック祭礼の際のバンダの原型が現在でも各地でみられる。
 
 この1月、エル・レコード結成7 5周年を迎えた。現在のリーダはクルスの息子ポンチョ・リサラァガが勤める。
 メキシコでは一世を風靡し たグループというものは日本の家元制度ではないが、グループを解消せずにその名を同族が継承していくことが多い。ト リオ音楽しかり、マリアッチ楽団しかり。
 現在のエル・レコードは無論、歌 モノ中心でヒット曲を出し続けている。75年の歴史のなかで多くの人材が交替し、特に生命線のトップボイスの起用には細心の注意を払っている。いまならレゲトンもこなせる人材ということだろう。
 昨年、そのトップボイスが交通事 故のため活動を中断したとき、予定された公演をゲスト歌手として人気者ジェニー・リベラがその穴を埋めたということがあった。ジェニーもメキシコ大衆音楽専門レーベルフォノビサの看板歌手だ。そうした人気者が急遽、駆けつけるほどエル・レ コードは権威のあるグループなのだ。
  「私たちは神からチャンスを戴き、 これまで恵まれた活動 をしてきた。これからも皆さんに請われる限り私たちの音楽で楽しんでもらいたい。それが私たちの目的であり喜びだ」
 とは75周年を迎え、新聞のインタ ビューに答えたポンチョの言葉。こんな謙虚さもエル・レコードの大衆的人気を支えているのもかも知れない。  

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