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“メレンゲの女王”オルガ・タニョン、中南米ツアーへ

“メレンゲの女王”オルガ・タニョン、中南米ツアーへ
オルガ

 “ムヘール・デ・フェゴ”燃える女、との異名をもつメレンゲ歌手オルガ・タニョンが5月9日、コスタ・リカの首都サンホセ公演を皮切りにチリ、ペルー、グァテマラ、そしてカリブの島国キュラソーを巡る中南米ツァーをはじめる。
 ツアーを題して「ア・ビブラール」。揺らす、震わす、音を発する……あたしの歌で観客を酩酊させると言っているのだ。今年48歳もオルガは枯れないいまも“燃える女”である。

 ツアーに従えるのは、中米ニカラグア出身で現在マイアミを拠点に活動するルイス・エンリケ、プエルトリコの同胞ヒルベルト・サンタ・ロサという豪華版。エンリケもサンタ・ロサともむろんソロコンサートを張る実力歌手だが、オルガ“女王”は彼らを両翼の臣下にした。

 メレンゲはドミニカ共和国の民俗音楽だが、そのルーツは隣国ハイチ。ドミニカに移植され20世紀の後期にはいってジョーニ・ベントゥーラが現代風俗、社会批評を加えた音楽として一挙にドミニカ大衆音楽のメジャーとなり、近隣国へ波及した。国際的な知名度でいえばドミニカ人より、女性ではオルガ、男性ではエルビス・コレスポとプエルトリコ勢が目立つのが現勢。

 オルガのコスタリカ公演は2012年以来、2度目となるが、彼女自身の長期のツアーは珍しい。オルガの外国でのコンサートということでは比較的記憶の新しい2009年9月、キューバ・ハバナの革命広場での「パス・シン・フロンテーラ」平和に国境はない、と題されたコンサートへの参加を想いだす。
 コロンビアのフアネス、スペインのミゲル・ボセ、キューバのシルビオ・ロドリゲスらと共演したものだ。同コンサートにおいてオルガは唯一、米国のパスポートで参加したアーティストであろう。

 昨年暮、キューバと米国政府間で国交正常化のための交渉が開始されることが決まり、相互に政治犯が釈放されるといったことが実現したが、オルガはそれ以前に、自身の米国において興行的に不利益を受けるかもしれないという状況のなかでハバナ・コンサートに参加した意味は大きい。それはオルガ自身が自分の大きさを自覚し、米国の“敵国”キューバで歌っても自分の位置は微動だしないという自負があったのだろう。どうじにカリブ海から緊張を取り除きたいという社会的な使命感もあったかも知れない。
 いま、キューバと米国間の雪解けをみてシイ・フロンテーラを地でいくツアーは「平和」を讃歌のものとなるだろう。

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