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「イスラム国」とサッカー

「イスラム国」とサッカー

 パリの同時多発テロでフランス対ドイツとの親善試合が行なわれていたサッカー場が標的になった。自爆テロの目的は試合を観戦していたオランド大統領の究極の目的としていたのかも知れない。
 同大統領は、「シリアで計画され、ベルギーで組織され、パリで実行された」と語った。ベルギーの首都ブリュッセルのイスラム教徒が多く住む街は以前から過激派の温床と知られ、武器の密売も行なわれていたことも周知の事実だ。そのブリュッセルで今月17日に予定されていたベルギー対スペインの試合が政府からの要請で中止されることになった。

 サッカーが“国技”のような国で試合が急遽、中止になるほど事件の波紋は大きいということだ。影響が大きいからテロの標的になったともいえるが、「イスラム国」がサッカーそのものを禁じていることは意外と知られていない。彼らは英国起源で西欧諸国のイスラム諸国への侵略、植民地化とともに中近東地域に根を下ろしたサッカーを排斥する。
 シーア派聖職者の神聖国家を目指したイラン、パレスチナ解放機構(PLO)のパレスチナでもサッカーに興じることは自由だった。いや、むしろ奨励されたといっていい。パレスチナが国として、FIFA(国際サッカー連盟)に加盟し、現在、日本代表とどうようW杯のアジア予選を闘っている姿はドラマそのものだ。パレスチナのサッカーをドキュメントした1巻の本が日本でも刊行されているぐらいだ。しかし、「イスラム国」はそのサッカーをも禁じた。

 12月下旬、劇映画としてはじめて「イスラム国」の侵攻、イスラム原理主義的な恐怖支配を描いたアフリカのモーリタリアで制作された映画『禁じられた歌声』が日本でも公開される。制作はモーリタリアとフランスの合作だが、舞台はマリ共和国の古都ティンプクトゥ。2012年頃、「イスラム国」の侵攻を受け、短期間、占領された。その占領下の町で、サッカーが禁じられた日常が描かれている。ティンブクトゥとは砂を固めて建造された“美しい砂の街”として世界遺産に登録されている。
禁じられた歌
 サッカーに興じれば誰でも鞭打ち30回の刑に処す、子どもも容赦しない。それが「イスラム国」の“法”だ。
 映画は、「イスラム国」の北アフリカ諸国や中東地域の各都市、村落への侵攻などを描いた最初の劇映画となった。
 映画のなかで少年たちが、運動場でみえないボールを蹴りあって遊ぶ光景が映し出される。エアーサッカー、と冗談を言っていられない。その懸命なむなしさが伝わってくるから悲劇だ。
 サッカーが西欧起源でダメと教義の徹底性をいうなら、彼らの主要武器である自動小銃カラシニコフは、彼らが敵国としたロシアでソ連時代に制作が開始されものだ。武器も自分たちで開発しろ、と言いたくなる。

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