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「蕨は私にとってサッカーの聖地なのです」 元なでしこジャパン監督・佐々木則夫さん

「蕨は私にとってサッカーの聖地なのです」
      *佐々木則夫さんが、女子サッカー日本代表の監督から退任されたのはもう旧聞に属するが、2013年1月に下記のような原稿を書いていた。偶然、“発掘”したので消える前に掲載。
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 「蕨は私にとってサッカーの聖地です」と言ったのは、なでしこジャパンの監督、佐々木則夫氏である。昨12月、蕨市主催で佐々木氏の講演会が開かれた。その冒頭、話の枕として語られたのだ。
 佐々木氏の父親は転勤族だったらしく中学生のときに埼玉に越してきて地元の学校に転入した。
「それまでスポーツといえば野球しか頭になかった。蕨でサッカーに出会い、たちまちトリコになって熱中した。それがわたしのサッカー人生のはじまりです」
 むろん、蕨が“聖地”なわけではない。偶然の出会いが重なったというだけだ。しかし、偶然を活かしたのは佐々木氏の才覚であろうし努力だろう。
「なでしこ」をW杯の優勝へ導いた才能は、すぐれて佐々木氏の聡明な指導力であり、それによくこたえた選手たちの努力だろう。佐々木氏はけっして自己称賛はせず、聴衆の蕨市民へのリップサービスとして“聖地”といっただけかも知れない。そういう謙虚な人柄はW杯以降、テレビなどを通じてわれわれの良く知るところだ。
 この講演会を長女に誘われて行ったのだ。その講演はとてもこなれたもので聴衆を飽きさせず淀みない。そこには「実績」の自信があることは容易にわかる。上昇気流にある人独特のオーラは雄弁だ。正直言って、佐々木監督の話に新味があるわけではない。しかし、聴いていて小気味よく、暖かい。それが旬のオーラというものだろう。

 久しぶりに娘と二人きりの外出となった。といっても家から10分も掛らないのだが。それでも隣の席に高校1年生の娘が座っているという気分は、父親として妙にこそばゆいものである。

 昨年、長女は高校受験に当たって志望校基準を明確にした。「なでしこ」W杯優勝がきっかけではないが、背は押されただろう。  自転車通学ができる範囲で女子サッカー部とスペイン語を数時間でも学べる学校というものだ。2校あった。佐々木監督の少年時代には考えられない状況だろう。長女は、みずから門を狭めて受験に臨み合格した。
中学生時代は、サッカー部がないからソフト・ボールをやっていた。1年生のときからレギュラーを獲った。サードとショートストップを任されたらしい。高校に入ると同時にグローブは物置でほこりをかぶるようになった。
高校生になった途端、頬が引き締まった。体つきががっしりしてきた。「ともかく、よく食べさせるのよ、クラブで」。この高校は本気なのかも知れない。
娘も早朝、ナイター、週末・休日もいとわず練習に出ていく。しんどいと泣き言はいわない。嬉々としてこなしている印象だ。本気で好きそうだ。好きこそモノの上手なれ、とはいうがもって生まれた才能はどうか? 身体の丈夫さは父親ゆずりだと保障できるが。
“お年頃の娘”の父親として思うのは、怪我するなよ、顔に傷つくるなよ、との思い。いっぽうで、大きな試合で勇躍する娘の晴れ姿を早く観たいというのも本音である。
 *後日談。1年間、サッカー部で奮闘努力したにも関わらず持久力に難があり、長女、人生初の蹉跌を味わい、退部。現在は都内の某大学でスペイン語を選科し学んでいる。来年はメキシコに留学するようだ。本人、留学に備えるべくバイトに勤しんでいる。

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