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マイケル・ムーア監督は語る

マイケル・ムーア監督は語る
かつて日本の企業は自分のところから失業者を出すことを恥とした。


 世界同時不況の責任を問う痛烈な批判精神にみちたエンターテイメント映画『キャピタリズム』の公開に先立ち、監督のマイケル・ムーアが初来日した。ブッシュ前大統領も恐れた、といわれたりしたが、それはマスコミ辞令のたぐいであって、米国大統領の権能は批評としての映画一本にたじろぐものではない。
 ムーア監督を迎えて11月30日(2009年)、記者会見の場も東京証券取引所という場で記者会見が行なわれた。キャピタリズムを批判する監督にとっては“敵”の土俵みたいな場所だ。その席上、おしきせの会見という枠を飛び越えて自論を熱ぽく説いた。以下、筆者がメモにのこした発言語録である。
 「日本の懐の深さに感謝したい。私は幾度もニューヨークの証券取引所での取材を要請したが拒否されている。初来日となった最初の仕事が取引所というのは愉快です」
 「しかし、日本との出会いは空港税関での指紋捺印の強請ではじまった。生れてはじめて指紋を取られました。理由と聞いたら、係官は答えられず、別室に連れて行かれ、『拒否すれば国外退去。その際、強制的に指紋を取ります』というだから、どっちにしろ指紋を取られるわけです。で、私は仕事を優先して捺印しましたよ」
 「映画のなかに、長年住みつづけ、家族の思い出がのこる家を退去しなければならなった一家の話が出てきます。あれは私のところに送られてきた投稿のビデオなんです。私のことを「社会の敵」として取材を拒否する人はたくさんいて、取材できないところも出ていますが、逆にアイツに訴えればなにかしてくれるのではないか、とビデオや企業の内部告発などがたくさん送られるようになりました。それは作りものではないリアリティがあり、私の撮ったものより雄弁なことが多い。だから、使いました」
 「私の国で7・5秒に一件、家を失う家族が出ているのを御存知ですか? 自己破産の一位は医療費負担なんです。日本では考えられないことですね。こんな数字もあります。ピストルの殺人事件が毎年約1万5千件、ピストルによる自殺もほぼおなじような数字。こんな国はどこにもないですよ。私は自分の国を愛しています。米国以外に住もうとは思わない。だから、誰がこんな国にしたという思いから発言しつづけているのです。それが私の映画づくりの基本です」
 「日本は米国の真似をしてはいけない。少し前まで多少、問題はあっても日本人はみな同じボートに乗っている、という安心感があったはずです。自分の会社から失業者が出ることを恥とした文化があったはずです。そうした日本に立ち返ってください。米国でエルビスの真似をした日本のヘンな首相がいましたが、彼のやってきたことは米国の悪いところを
真似ようとしたこと。そんなことは真似ないでいただきたい」
 映画のなかでムーア監督自身、ニューヨーク証券取引所の周囲を犯罪現場を示す黄色いテープで囲んでゆく象徴的なシーンがある。「あの撮影で私は逮捕を覚悟しました。案の定、ポリスがやってきたので、私は思わず、『撮影はすぐ終わるから、ちょっと待ってくれ』といったら、そのポリスは『いいや構わないさ。なかにいる連中のお陰で(米国は)10億ドルも損したのだからな』と言いました」。
 米国も変わりはじめているのか? 「いや相変わらず戦争はつづけている。選挙ではオバマ候補を支持しましたが、アフガニスタンへの派兵問題でどういう姿勢を示すか監視していきたい」。 (2009年12月記)マイケル・ムーア

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