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署名アラカルト №20 平山郁夫 

署名アラカルト №20 平山郁夫 
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 前回の六代幸兵衛・加藤卓男と平山郁夫には世界史上の運命的な日付を共有している。ふたりはヒロシマで被爆体験をもつのだ。奇跡的に生き延び、それぞれの分野で個性的な仕事を完成された。
 平山が画家としてヒロシマを主題にしたことは1作のみ、それも被爆から34年目のことだった。その作品を「広島生変図」という紅蓮の炎で覆いつくされた図である。被災者は描き出さなかった。平山についてあらためてここで紹介するまでもないだろう。
 引用した署名はそれから数年後、ライフワークであったシルクロードを主題とした作品をあつめた回顧展の図録に記されたものだ。
 平山の署名本は多い。その多くが回顧展のカタログに記されたものだ。とくにユネスコの仕事に関わり、アフガニスタンのバーミンの巨像がイスラム過激派タリバンによって破壊された後、特に精力的に展開されたと思う。私自身、シルクロードの遺跡の保存に関する氏の講演に接している。また、数年前、中央アジアのイスラム国ウズベキスタンへ旅したとき、首都タシケントの宿泊先にほど近い場所に平山が私費を投じて建てた記念館があった。そこには平山作品も展示されていた。
 紹介した平山署名は、氏の典型的な筆体で、特徴がよく出ている。私はその文字から明晰で清廉な印象を持つ。筆体そのもは違うが、私は何故か、北宋八代目の皇帝・徽宗(きそう)の書を思い出してしまう。

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